カテゴリー:作品感想

「宿命」を読んで思い出した中学生時代の甘酸っぱい思い出

<上記の画像は、WOWOWオンラインの「宿命」のページから引用>中学時代の友情と恋愛この小説を読んで、自分の中学生時代のことを思い出した。中学校2年の時、いつも一緒に遊ぶ友人がいた。彼は、ハンサムでスポーツ万能であった。だか…

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「マスカレード・ホテル」相反する職業観の融合が爽やかな気持ちにさせてくれる

この「マスカレード・ホテル」という小説は、刑事がホテル内で起きようとしている殺人事件を潜入捜査で解決するという物語である。この物語で興味深かったのは、ホテルマンとして潜入捜査する刑事とそこに働くホテルマンの職業観の違いであり、その相…

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「変身」自分が自分として生きられなくなる恐怖

最後の決断が切なかった。「死ぬ気でやってみろ!」人を鼓舞するときによく使われる言葉だが、「死ぬことを考えれば、それ以外のことは何も怖くない。」という想いがあるからこそ、このような言葉が出てくるのだと思う。つまり、人間にと…

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「疾風ロンド」コントを見ているかのような作品だった!

エリートなのに間抜け!?大量殺人にも成りかねない緊迫した事件を描いた小説の割には、なぜかハラハラ、ドキドキ感に欠ける作品。「疾風ロンド」は、そんな感じがする作品であった。ただ、面白くないわけではない。そこそこスピード感があって、…

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「新参者」で分かる加賀恭一郎の刑事としての姿勢

<上記の画像は、TBSサイト「日曜劇場 新参者のページ」より引用なぜ「新参者」が一番ファンに愛されるのか?東野圭吾氏の小説で人気のシリーズものと言えば、“ガリレオシリーズ”と“加賀恭一郎シリーズ”。その加賀恭一郎シリーズの中でも最も…

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「秘密」平介と直子のどちらが可哀想なのか?

娘の体に妻の魂が宿る「秘密」という小説は、バスの転落事故を機に、娘の体に妻の魂が宿って、娘の体を持つ妻との生活を送ることになってしまった夫の視点で描かれた作品である。夫の名前は平介。妻の名前は直子。二人の娘の名前が藻奈美。…

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「真夏の方程式」湯川のキャラクターを変えてしまった恭平少年

「子供嫌い」というガリレオのキャラクター「子供嫌い」というのが湯川のキャラクターのひとつ。このことは、ガリレオ愛好家にとっては周知のこと。直接触れ合うとジンマシンが出るほどなので、子供と話すときは基本的には第三者を通じて話すほどの筋金入…

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「手紙 」の中で、加害者家族に対して語った平野社長の言葉が衝撃だった。

差別はね、当然なんだよこの言葉は、強盗殺人犯の弟になってしまった武島直貴に、彼が勤める会社の平野社長が言い放った言葉である。強盗殺人犯の弟からだといって彼自身に罪があるわけではない。それでも、罪のない彼までも世間が差別するのは当然の…

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「さまよう刃」被害者家族はどうしたら救われるのか?

<上記の画像は、韓国映画「さまよう刃」公式サイトより引用>復讐は本当に許されないことなのか?小説だけに限らず、サスペンスドラマなどもけっこう観るほうです。ドラマは小説と違って、配役だけで犯人の予想がつくのが難点ですが、それで…

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「流星の絆」主人公の三兄弟を喰った名脇役

<上記の画像は、TBSホームページ「流星の絆」のページより引用>登場人物で誰が好き?「流星の絆」の登場人物で誰が好きかと聞かれれば、間違いなく「戸神行成」の名前を一番に挙げる、それぐらい僕にとっては印象深いキャラクターであった。…

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