東野圭吾長編小説「カッコウの卵は誰のもの」のドラマ化が決定!

「カッコウの卵は誰のもの」ドラマ化

2010年1月に単行本として発刊された、東野圭吾氏のスポーツ科学ミステリー「カッコウの卵は誰のもの」が、2016年春にドラマとして放映されることが決定したようである。

放映されるのはWOWOWで、主演は、NHK連続テレビ小説「まれ」で主演を務め話題となった土屋太鳳ということだ。

この物語はトップアスリートが持つ遺伝子にまつわる話として展開される。
詳しいあらすじは、僕が運営しているサイトに掲載しているので、こちらのページ「カッコウの卵は誰のもののあらすじ」を見ていただきたい。

タイトル「カッコウの卵は誰のもの」で示すものとは?

ところで、この小説のタイトルが、なぜ「カッコウの卵は誰のもの」というのか?

カッコウは、「托卵」を行うことで有名な鳥である。「托卵」とは、自分が生んだ卵を他の鳥の巣に紛れこませる行為である。つまり、カッコウはオオヨシキリ、ホオジロ、モズなどの他の鳥に、カッコウは自分が生んだ卵を育てさせるのである。さらに悪賢いことに、巣の卵の数を合わせるために、もともとそこの巣にあった卵を一つ持ち帰るようである。

「托卵」された親鳥は、自分が生んだ卵ではないとは知らずに卵を孵化させる。つまり、「育ての親」ということである。

ここで、小説「カッコウの卵は誰のもの」の話に戻るが、主人公はトップスキーヤの誹田風美。彼女の父も誹田宏昌という往年のトップスキーヤー。

実は、この親娘は本当の親子ではなく、まさに誹田宏昌は誹田風美の「育ての親」だったわけである。さらに、誹田宏昌が再婚した際の連れ子というわけでもなく、母さえも誹田風美の本当の母親ではなかった。

そこで、「誹田風美の本当の親はいったい誰なのか?」ということになるわけでが・・・
こんなところから「カッコウの卵は誰のもの」というタイトルが付けられたのではないかと思われる。

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