東野圭吾作家デビュー作「放課後」

1985年に出版された長篇小説「放課後」は、東野圭吾氏の作家としてのデビュー作品で、推理作家の登竜門とされている【江戸川乱歩賞】の第31回の受賞作品である。1986年には『木曜ドラマストリート』枠で山下真司主演でテレビドラマ化されている。…

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「卒業-雪月花殺人ゲーム」警察官になる前の加賀恭一郎

「卒業」は、東野圭吾氏の第2作品目で、人気シリーズ「加賀恭一郎シリーズ」の第1作品目となる小説である。つまり、ごく初期に出版された小説ということである。この「卒業」の舞台は、加賀恭一郎が警察官になる前の大学卒業間近の頃となっている。…

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天空の蜂 2015年映画公開

昨日、『天空の蜂』に関する記事を書いたが、この小説の映画が2015年に公開されることが決まっている。エキストラの募集もしていたようだが、現在では撮影自体が終わっているようだ。この作品の映像化はもっと早くやっても良かったような気がする…

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「天空の蜂」は、原発意識に対する国民への警鐘なのか?

「天空の蜂」は、高速増殖炉の原子力発電所に起こった想定外の事件という設定のサスペンス小説である。僕がこの小説の文庫本をはじめて読んだのは昨年の2012年だが、単行本は1995年11月に発売されているので、発売の17年後に初めて読んだ…

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東野圭吾の「片想い」はラブストーリーなのか?

この「片想い」というタイトルだけ見ると、「純真な男女の切ないラブストーリー」なるものを想像する人も決して少なくないと思います。しかし、それを期待してこの小説を読むと、100%裏切られた気持ちになります。正直、男女間のラブストーリーと…

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「カッコウの卵は誰のもの」2つの疑問

東野圭吾の小説は、いつも思いがけないドンデン返しが用意されていて、それが飽きない要因の一つではあるのだが、そのドンデン返しの反動なのか、たまに論理が破綻しているのではないかと思われるようなことがあることは確かだ。「カッコウの卵は誰の…

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「赤い指」で見せた加賀恭一郎の気配りの凄さ

<上記の画像は、TBSサイト「赤い指」特設ページより引用>加賀恭一郎流の気配りとはこの「赤い指」で、容疑者家族のご近所に刑事が聞き込みに行くという場面がある。聞き込みに行った刑事は、所轄の加賀刑事と本庁の松宮刑事。二人の刑事…

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「同級生」小学生の頃から教師が嫌いだった東野圭吾

小説「同級生」の文庫本の最後に、東野圭吾による“あとがき”が掲載されている。その“あとがき”で、小学生の時代から教師が嫌いであったことを告白している。この小説「同級生」を読むと、東野圭吾がどんなに教師嫌いだったかが、よく分かるような気がする…

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「時生」過去に戻って伝えたかったこと

<出典:NHKオンライン>過去に戻った時生の決断とは?この小説「時生」を読んで、僕は「バック・トゥー・ザ・フューチャー」という映画を思い出した。息子が過去に戻って、ダメな父親を立ち直らせていくという展開が似ているからだ。…

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「パラレルワールド・ラブストーリー」あなたなら親友と彼女のどちらを選ぶ?

この「パラレルワールド・ラブストーリー」は、次のような内容で幕を開ける。何度も見掛ける見知らぬ女性に恋心を抱いたものの、一度も声を掛けることすらなく、そのまま会えなくなってしまった。しかし、その後、その恋焦がれた女性と対面することになる…

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