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ウインクで乾杯

あらすじOutline

小田香子には夢があった。それは、玉の輿に乗りセレブな生活を送ることである。パーティ・コンパニオンになったのも、そんな夢を実現させてくれる相手を見つけるためであった。日本でも指折りの宝石店「華屋」の感謝パーティーは、そんな香子の夢をかなえてくれるかもしれない相手を見つけ出すための格好の場であった。

そして、コンパニオンとして「華屋」の感謝パーティーに参加した香子は、そこで理想の相手を見つける。香子が目を付けた高見俊介は、不動産会社の専務で、その外見も香子の好みであり、まさに理想の相手であった。

しかし、その「華屋」の感謝パーティーで事件が起きる。香子のコンパニオン仲間の絵里が、感謝パーティーの会場となったホテルの一室で死んでいたのである。ホテルの部屋が完全な密室状態であることから警察は自殺ではないかと推測したが、絵里が自殺するとは香子にはどうしても信じられなかった。そして、刑事の芝田と絵里の友人の由加利も、香子と同じように絵里の自殺説に疑いを抱き、おのおのが真相を探ろうとしていた。やがて、由加利がこの事件についての重大な情報を掴み、それを香子に打ち明けようとした。しかし今度は、その由加利が自室で扼殺されてしまう。そして、香子にも見えざる魔の手が迫ってきた・・・。

当サイトの管理人より

この小説のタイトルをなぜ「ウインクで乾杯」にしたのか?正直言って、管理人には謎である。小説の舞台と同じようにシャレた雰囲気を醸し出すためにこのタイトル名にしたのであろうか?この文庫本の帯に書かれていた「ビートルズの名曲に隠された真相!?」というのも、管理人には少し引っ掛かるところがあったし・・・。

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