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マスカレード・イブ

あらすじOutline

ホテル・コルテシア東京のフロントクラークの山岸尚美と警視庁捜査一課刑事の新田浩介。お客さまの仮面を守り抜くのが山岸尚美の仕事なら、犯人の仮面を暴くのが新田浩介の職務。二人が出会う前のそれぞれの物語。

【それぞれの仮面】
山岸尚美が働くホテルの客としてやってきた、かつての恋人・宮原隆司。その元恋人から彼女の携帯に電話があった。宮原は、「一緒にいた女性が突然部屋から消え、しかも、その女性は自殺をする可能性がある」と尚美に告げた。宮原は2年前に結婚しており、その女性は宮原の愛人らしい。つまり、事を大げさに出来ないので、他の者には内緒で消えた彼女を探して欲しいということだった。元恋人の仮面に隠された醜い事実に呆れつつも協力した尚美は、やがて意外な真相を知ることになる。

【ルーキー登場】
数多くの飲食店を経営する実業家・田所昇一が、夜のランニングの途中で何者かに殺害された。やがて、殺害された田所の妻・美千代の証言から、容疑者として一人の男が逮捕される。その男は、美千代が経営する料理教室の生徒・横森仁志だった。横森は、美千代を自分のものにするために田所を殺害したと自供した。横森は、美千代も自分に好意を寄せていると思い込み、夫さえいなくなれば二人は結ばれると考えていたようだ。事件は解決したかのように思えたが、なぜか捜査一課の若き刑事・新田浩介だけは、この事件の動機に違和感を覚えていた。やがて新田刑事は、この事件がある者の陰謀により引き起こされたことに気付く。

【仮面と覆面】
ホテル・コルテシア東京に怪しい5人組が宿泊した。実は、彼らは、27歳の女流作家・タチバナサクラの熱狂的ファンで、彼女がこのホテルに宿泊していることを突き止め、彼女に会おうと画策していたのだ。タチバナサクラは生年月日以外は非公表の覆面作家であったが、この5人組はタチバナサクラが美貌の持ち主である証拠を入手しており、その顔を一目拝もうとしているのだ。しかし、そのタチバナサクラの担当編集者の望月から、尚美たちは意外な事実を知らされる。それは、タチバナサクラは50歳前後のおじさんだという事実である。望月から、この事実がバレないように協力してくれとホテル側は頼まれるが、その協力の過程で、尚美はさらに驚くべき真実を知ることになる。

【マスカレード・イブ】
泰鵬大学理工学部教授の岡島孝雄が刺殺された。岡島教授は、新しい半導体材料の開発の研究をしており、その利権をめぐってのトラブルということで、共同研究者の南原准教授が最重要容疑者となった。しかし南原は、岡島教授がされた時間には不倫相手の女性と大阪のホテルにいたとアリバイを主張した。でも、不倫相手の女性に迷惑が掛かってしまうという理由で、南原は頑としてその女性の名前を明かさなかったので、アリバイはなかなか実証されない。殺人の容疑を掛けられてでも、不倫相手を庇おうとする南原の真意は?新田刑事らがその謎を明らかにしていく。

当サイトの管理人より

読者1万人が選ぶ東野圭吾作品人気ランキングで堂々の5位に輝いた「マスカレード・ホテル」の二人の主人公、ホテルのフロントクラークの山岸尚美と警視庁捜査一課の新田浩介がコンビを組む前のそれぞれの物語を描いているのが「マスカレード・イブ」である。

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