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怪しい人びと

あらすじOutline

斬新なトリック満載の全七篇の傑作短篇集!

【寝ていた女】
あることがきっかけで、俺は自分の部屋を会社の同僚たちに、連れ込みホテルの代わりとして貸すようになった。部屋を貸した日には、俺は早朝に部屋に戻るのが日課となっていた。そんなある日、早朝に自分の部屋に戻ってみると、まったく見知らぬ女が寝ていた。部屋を貸していた同僚たちは、誰もそんな女は知らないという・・・。

【もう一度コールをしてくれ】
あることがきっかけで落ちこぼれ人生を歩み続ける芹沢。とうとう彼は、仲間のノボルの誘いで、ある老婦人宅に強盗目的で侵入するという犯罪行為に手を染めてしまった。しかし、金品を奪う前に警察に発見され、そこから逃走することになる。そして、逃走のあげくの隠れ家として選んだ家は、芹沢にとって因縁のある相手の家だった。

【死んだら働けない】
大手自動車部品メーカーに大卒で入社した川島は、本社の生産設備開発部に配属となった。しかし、大卒新入社員は工場で数ヶ月の現場研修するのが通例で、川島も現在は工場勤務になっていた。そんなある日、休日明けの月曜日の朝に工場に出勤すると、休憩室で一人の男が死んでいた。彼は川島の上司で、生産設備開発部の係長の林田という人物だった。この林田に死には不可解な点がいくつもあった・・・。

【甘いはずなのに】
三年前に妻を交通事故で亡くした私は、会社の後輩であった尚美と結婚することになった。しかし、その結婚を派手にできない理由があった。一つは私が再婚であること。もう一つは、娘を最近事故で亡くしたのが理由だった。新妻の尚美もこのことを理解し、何の不服も感じているようではなかった。だが、尚美にも打ち明けていない理由がもう一つあった。そして、本当は、それこそが最大の理由だった。

【灯台にて】
僕と祐介は、幼稚園から大学まで同じところに通う幼馴染であった。そして、一緒に行動することが多かった。ただ、祐介はいつもリーダー役で、僕を助手か子分のように扱っていた。しかし、そんな立場を逆転させるような出来事が大学一年生の秋に起こった。それは、旅行先で立ち寄った小さな岬の灯台で起きた出来事だった。

【結婚報告】
智美の元に友人の典子から1通の手紙が届いた。典子は短大の時に出来た友人だった。その友人から結婚報告の手紙であった。そこには、夫と一緒に写る典子の写真が同封されていたのだが、その典子の顔を見て、智美は愕然とする。そこには、典子とはまったく異なる顔が写っていたからだ。それは、整形で顔が変わったというレベルではなく、明らかに別人の顔であった。

【コスタリカの雨は冷たい】
カナダに海外赴任をしていた僕は、日本に帰国せよという社名を受けた。そこで、日本に帰国する前に、僕と妻のユキコは最後の旅行を計画した。バードウオッチングが趣味の僕たちが選んだ旅行先は、自然の王国と呼ばれるコスタリカだった。だが、その旅行先で僕たちは事件に巻き込まれることになる。野鳥を求めて入った人気のない森で強盗に襲われたのだ。不思議なのは、なぜそんな誰も来ないような森の中で強盗たちがターゲットを待ち構えていたかであった。

当サイトの管理人より

この「怪しい人びと」は、残念ながら『読者1万人が選んだ東野圭吾作品人気ランキング』で、最下位の76位だった作品である。発想が面白くないわけではないのだが、あとの余韻をあまり感じさせない作品が多かった。

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