東野圭吾 新刊発売予定
東野圭吾 単行本と文庫本の新刊情報
ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人(文庫本)
2023年11月14日発売
故郷で父が殺害された。仕事と結婚準備を抱えたまま生家に戻った真世は、何年間も音信不通だった叔父・武史と再会する。元マジシャンの武史は警察を頼らず、自らの手で犯人を見つけるという。かつて教師だった父を殺した犯人は、教え子である真世の同級生の中にいるのか。新たなヒーロー”黒い魔術師”が手品のように華麗に謎を解く長編ミステリー。
雪煙チェイス(文庫本)新装版
2023年10月6日発売
無実の証人を捜せ! 追跡者が来る前に
殺人容疑をかけられた大学生の脇坂竜実。
彼のアリバイを証明できる唯一の人物は、偶然出会った正体不明の美人スノーボーダーだけ。
竜実は、彼女を捜すため日本屈指のスキー場に向かった。
それを追うのは「本庁より先に捕らえろ」と命じられた所轄署の刑事・小杉。
僅かな手がかりを頼りに救いの女神を見付け出し、無実を証明することはできるのか!!
疾風ロンド(文庫本)新装版
2023年10月6日発売
生物兵器が盗まれた! 回収に向かった親子の運命は 研究所から極めて強力な生物兵器「K-55」が盗まれた。 隠し場所を知りたければ3億円支払えと脅迫してきた犯人だが、交渉する間もなく事故死してしまう。 残された手がかりは、スキー場らしき場所で撮られたテディベアの画像だけ。 生物兵器の回収を命じられた研究員・栗林は、息子と共に、とあるスキー場に向かうが、次々と困難が襲いかかり——。
白銀ジャック(文庫本)新装版
2023年10月6日発売
ゲレンデの下に爆弾が埋まっている――
「我々は、いつどこからでも爆破できる」。
年の瀬のスキー場に爆弾を仕掛けたと脅迫状が届いた。
警察に通報できない状況を嘲笑うかのように繰り返される、トリッキーな身代金強奪。
ゲレンデを乗っ取った犯人の動機は金目当てか、それとも復讐か。 すべての鍵は、一年前に血に染まった禁断のゲレンデにあり。
今、犯人との命懸けのレースが始まる!
東野圭吾 既刊済み作品情報
全作品のあらすじ
1985年9月発売のデビュー作「放課後」から2023年3月発売の「魔女と過ごした7日間」までの全101作品の簡易的なあらすじを掲載しています。次にどの東野圭吾作品を読もうかと迷っている方に少しでも参考になればと思い紹介しています。
おすすめ9作品
「大人気作家の東野圭吾の書籍をはじめて読みたいのだけれど、どの作品から読んだいいのかわからない」と、迷っているあなた。そんなあなたにおすすめする東野圭吾9作品をご紹介。当サイトの管理人が、特に感動した9作品を厳選しました。
ガリレオシリーズ
東野圭吾を人気作家から1位2位を争う大人気作家に押し上げたのが、このガリレオシリーズである。この物語の主人公の湯川秀樹を福山雅治が演じ、そのTVドラマが大ヒットしたことにより、その存在は世間にも広く知れ渡り、東野圭吾の人気は不動のものとなった。
加賀恭一郎シリーズ
東野圭吾ファンの中には、ガリレオシリーズよりも加賀恭一郎シリーズの方が好きだという人も少なくない。一見クールに見える加賀恭一郎が、実は人情味溢れた人物であることがこの作品の魅力である。TVドラマで加賀恭一郎を阿部寛が演じたが、イメージがぴったりだった。
東野圭吾氏のプロフィール
稀代の作家、東野圭吾はこうして生まれた!
1958年、大阪市生野区の生まれ。その地で育ち、大阪市立小路小学校、大阪市立東生野中学校、大阪府立阪南高等学校に進学する。 あまり読書をしないタイプであったが、高校2年生になった1974年に『アルキメデスは手を汚さない』を読み、推理小説に初めて嵌った。 さらに松本清張の作品を読み漁るようになり、やがて自らも推理小説を書き始め、『アンドロイドは警告する』という処女作を書き上げる。 その後、『スフィンクスの積木』という推理小説を書き始めるが、友人などに見せたところ、不評であったと語っている。
高校卒業後、1年間の浪人生活を経て、大阪府立大学工学部電気工学科に進学。 ちなみに、大学ではアーチェリー部の主将を務めたが、小説家としてのデビュー作である『放課後』では、そのアーチェリーを題材にしている。
大学卒業後は日本電装株式会社(現デンソー)に入社し、サラリーマンをしながら推理小説を書き続けた。 そして1983年に、『人形たちの家』で第29回江戸川乱歩賞に応募するが、結果は二次予選通過であった。 翌年の1984年の第30回乱歩賞では、『魔球』が最終候補作にまで残ったが、結果として落選する。 さらに翌年の1985年に、『放課後』で第31回江戸川乱歩賞を受賞し、小説家としてのキャリアをスタートさせることになる。 そして、1986年には日本電装株式会社(現デンソー)を退職し、以後は専業作家となる。 しかし、なかなかヒット作に恵まれず、また文学賞にも15回も落選するなど、不遇の時代が続くことになる。
そんな不遇の時代が10年ほど経過した1996年に発売した『名探偵の掟』が、1997年度の『このミステリーがすごい』の3位になるなど、にわかに注目を集めはじめた。 そして、1998年に『秘密』を刊行すると、一気に大ブレイクする。同書は映画・ドラマ化されたほか、第52回日本推理作家協会賞(長編部門)を受賞した。
以後、2006年『容疑者Xの献身』で第134回直木賞、第6回本格ミステリ大賞(小説部門)を受賞するなど着実に評価を高めてゆく一方で、作家版の長者番付でも上位に顔を出すようになるなど、売れっ子作家の仲間入りを果たし、2023年には東野圭吾作品の累計発行部数が1億部を越えたことが発表されている。
また、お隣の韓国においても東野圭吾の小説は大人気で、ドラマや映画など、映像化も頻繁に行われているようだ。