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私が彼を殺した

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あらすじOutline

脚本家で、「穂高企画」のオーナーである穂高誠と有名女流詩人の神林美和子は結婚式を迎えようとしていた。しかし、その結婚式当日、穂高誠が毒殺されてしまう。その前日に浪岡準子という女性が自宅で服毒自殺を遂げており、同じ毒であったことから、彼女が仕掛けた無理心中だと考えられた。なぜなら彼女は、毒殺された穂高誠の交際相手だったからである。つまり、自分を捨てて他の女性と結婚しようとした穂高に復讐したと考えられたのだ。

しかしその後、浪岡準子が穂高誠に毒を飲ませることが不可能であることが判明した。毒を飲ませることができた容疑者は3名。一人目は、穂高誠の結婚相・神林美和子の兄・貴弘。彼と妹は禁断の関係にあり、妹が他の男性の手に渡ることを不満に思っていた。二人目は、穂高誠の共同経営者・駿河直之。彼は、穂高誠に裏切られ服毒自殺した女性に好意を抱いていた。三人目は、神林美和子の担当編集者・雪笹香織。彼女は、穂高誠と以前交際しており、彼女が神林美和子に穂高誠を紹介したことから、彼女から神林美和子に乗り換えるという裏切りを受けた過去を持っていた。

事件の鍵を握るのは、服毒自殺した女性が残した毒入りカプセルの数とその行方。加賀刑事が探りあてた真相に、読者のあなたはどこまで迫れるか。

当サイトの管理人より

この小説「私が彼を殺した」という小説は、最後まで犯人が明らかにされていない推理小説です。つまり、最終的には、犯人は読者が推理しなければなりません。物語は、容疑者となった3名のそれぞれの独白が交互に描かれるという形で展開していきます。手記であるならば、意図的に事実を違うことを書いて読者をミスリードしていくということも可能なわけですが、独白なので嘘を書くわけにはいきません。つまり、どの事実を書いてどの事実を書かないかが大きなポイントとなるのでしょう。推理のヒントとなる事実の記載が少な過ぎても、逆に、多過ぎても推理小説としては成り立たない。この辺の事実の暴露のバランスが非常に難しいなと感じました。

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発売情報&購入Information&Purchase

発売日 2002年3月15日
版型 文庫本
備考 1999年2月に単行本として既刊済みの作品。加賀恭一郎シリーズの第5弾。小説の中では最終的に犯人を明らかにしていない。巻末には、袋綴じで「推理の手引き」が付いている。
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