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あの頃の誰か

あらすじOutline

あなただったかもしれない誰かの物語。全8篇の短篇集。

【シャレードがいっぱい】
津田弥生は、高級スポーツクラブのプールで恋人の北沢孝典を待っていた。しかし、孝典が約束の時間になっても現れないので彼のマンションを訪れることにした、そして、そこで弥生が発見したものは孝典の死体だった。やがて、彼の死には、ある資産家の莫大な遺産問題が絡んでいることが分かる。孝典が死ぬ間際に残したダイイングメッセージ「A」が示すものとは?

【レイコと玲子】
秋野葉子が午前3時頃に自宅マンションに戻ると、マンションの自転車置き場に若い女が座り込んでいた。若い女がこんな真夜中にいることを不信に思った葉子は、その若い女に声を掛けてみた。だが、彼女は記憶を失っており、何も覚えていなかった。心配になった葉子は彼女をしばらく自分の家に泊めてあげることにした。しかしその後、彼女に関する驚くべき情報を知ることになる。なんと、近くで起きた殺人事件の容疑者を描いた似顔絵が、彼女にそっくりだったのだ。

【再生魔術の女】
資産家の根岸家に婿養子と迎えられた根岸峰和と妻・千鶴の間にはなかなか子供できなかった。そこで、何かの理由で生みの親と一緒に暮らせない赤ん坊を養子に迎えることにした。その赤ん坊を探す世話をしてくれたのが中尾章代であった。しかし、章代の本当を狙いを知った峰和は、自殺に追い込まれることになる。章代の本当の狙いとは?

【さよなら『お父さん』】
杉本平介は、TVのニュースで、我が妻と娘が飛行機事故に遭ったことを知った。娘の加奈江は一命を取りとめたが、妻の暢子は亡くなってしまう。妻を亡くした悲しみと娘が助かった喜び・・・平介は、複雑な心境のまままだ目を覚まさない加奈江に付き添っていた。しかし、やがて目を覚ました加奈江がしゃべりだした言葉に、平介は自分の耳を疑う。加奈江は、自分が妻の暢子だと言うのだ。

【名探偵退場】
科学捜査の進歩により、ほとんど捜査依頼を受けることが無くなってしまった名探偵・アンソニー・ワイクは、助手のマークと二人で、過去の事件に想いをはせていた。そんなワイクのところに久々に捜査の依頼が来る。それは、かつてワイクが解決した過去最大の難事件を彷彿とさせるものであった。やがて、謎を解明したワイクは、説明するために事件関係者を呼び集めたが、突然その場で倒れてしまう。意識はあるのだが手足や口が動かないのだ。すると、集まった事件関係者たちが、それぞれ自分たちで謎解きを始めだした。口が動かないワイクは、彼らの謎解きをただ聞くしかなかった。しかし、彼らの謎解きを聞くうちに、ワイクに新たな疑問が湧き上がってきた。

【女も虎も】
殿様の妾に手を出した者には、2つの扉からどちらか一つの扉を選択するという罰が与える。一つの扉には絶世の美女が、もう一つの扉には人喰い虎が待ち構えていた。殿様の妾だと知らずに手を出した真之介にも、同じ罰が与えられることになった。しかし、今回は2つの扉ではなく、3つの扉から選択するというものであった。2つの扉で待ち構えているものは今までどおりだが、新しい3つ目の扉には何が待ち構えているのかが分からない。そして真之介は、「3つ目の扉を選びなさい」という妾の言葉を信じて3つ目の扉を選択する。しかし、そこに待ち構えていたものとは・・・。

【眠りたい死にたくない】
会社で1年先輩の憧れの女性から突然デートに誘われた筒井。イタリヤ料理のレストランを出て彼女の車に乗ったあたりから眠気に襲われ、今や窮地に立たされていた。なぜこんな目に遭うのかは分からないのだが、はっきりしているのは、ここで眠ってしまったら自分の命はないということ。死に直面するなかで微かに思い出した真実。それは・・・。

【二十年目の約束】
亜沙子は、交際を続けていた村上照彦からプロポーズの言葉を受けた。しかし、「子供を作らないこと」というのが、彼が出した結婚に対する条件だった。この条件を受け入れ結婚した亜沙子ではあったが、海外生活の寂しさからか、やがて子供が欲しいと思うようになり、そのストレスで遂には発作的に自殺を図ってしまう。そこで照彦は「二週間の休暇をもらったので、日本に帰ろう」と亜沙子に告げる。亜沙子を連れて日本に帰る昭彦の目的は何か?そこには、「子供を作らない」と言った昭彦の二十年前の悲しい真実があった。

当サイトの管理人より

この「あの頃の誰か」の中に収録されている「さよなら『お父さん』」という短編は、東野圭吾を大ブレイクさせた小説「秘密」の原型となった物語である。この「秘密」が出るまでは大した話題作もなかった東野圭吾だが、この短篇小説の内容が東野圭吾自信が気に入らず長篇小説として書き直したところ、それが空前の話題作となり大ブレイクするのだから、本当に世の中何が起こるか分からないものである。

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発売情報&購入Information&Purchase

発売日 2011年1月12日
版型 文庫本
備考 最初から文庫本として発売された短篇集。フジテレビの木曜劇場「東野圭吾ミステリーシリーズ」で、本小説の中の短篇が、「レイコト玲子」「シャレードがいっぱい」「二十年目の約束」「再生魔術の女」としてテレビドラマ化された。  
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テレビドラマ化DVDTelevision

短編集「あの頃の誰か」から「シャレードがいっぱい」「レイコと玲子」「再生魔術の女」「二十年目の約束」の4編が、短編集「怪しい人々」から「甘いはずなのに」「結婚報告」の2編が、短編集「犯人のいない殺人の夜」より「小さな故意の物語」「エンドレス・ナイト」「白い凶器」「さよならコーチ」「犯人のいない殺人の夜」の5編が収録。

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