ラプラスの魔女シリーズ
ラプラスの魔女シリーズは、フランスの数学者・天文学者が自著で主張した「ラプラスの悪魔」という仮想の超越的存在を題材とした物語である。
「ラプラスの悪魔」がどのような超越的存在かと言うと、『ある瞬間におけるすべての原子の位置と運動量を知り得る存在がいると仮定すると、物理法則にしたがって、その後の状態をすべて計算し、未来を完全に予測することができる』というもので、ニュートン力学に基づく古典論的な世界観における、全知の存在と見なされた。
そんな全知の存在に匹敵する力を生まれながらに持つ羽原円華という女性が物語の主人公である。 そんな不思議な力を持つ彼女が、その力でいろいろな不思議な現象や謎を解明していく物語である。
マスカレードシリーズ
一流ホテルである「ホテル・コルテシア東京」が事件の舞台となる物語である。
事件捜査のために、ホテル・コルテシア東京のホテルマンとして潜入する捜査一課の若手刑事・新田浩介と、ホテル・コルテシア東京で働く女性フロントクラーク・山岸尚美の活躍を描いたシリーズもの。
"人の秘密を暴く"刑事の新田と"人の秘密を守る"ホテル従業員の山岸は、その立場の違いから最初は反発し合うが、やがてお互いの立場を理解し合い、協力してホテルを舞台として起こる難事件を解決していく。