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あらすじOutline
百年に一人の逸材と言われるスキージャンプ界の鳥人・マッチ・ニッカネン。そのフィンランドの鳥人に匹敵するほどの才能を秘めた選手が日本にも現れた。彼の名は楡井明。
しかし、そんな日本ジャンプ界の期待のホープ・楡井が何者かに毒殺された。捜査は難航するが、警察への匿名の告発文で、ほどなく犯人が判明する。犯人は、容疑者からもっとも遠く離れていると思われていた楡井のコーチ・峰岸であった。
峰岸も、かつて将来を嘱望され、スキージャンパーとして世界を目指したことがあった。しかし、夢半ばで競技人生を終えることになり、後進を育てるためにコーチに就任したのだ。そして楡井は、峰岸がコーチとして所属した原工業のスキージャンプ部の選手だったのだ。
峰岸にとって楡井は、自分が果たせなかった夢を託すべき大切な存在であったはず。にも関わらず、なぜ楡井明の殺害を決意しなければならなかったのか?その動機を調べていくうちに、スキージャンプ界を取り巻く驚くべき「ある計画」が明らかになっていく。コーチの峰岸が楡井明を殺害する動機となった「ある計画」の正体は?
当サイトの管理人より
管理人は、スキーのジャンプ競技にはあまり詳しくないものの、この小説で名前が挙がったフィンランドのマッチ・ニッカネンの名前はさすがに知っていた。マッチ・ニッカネンは、それほど凄い選手だったいうことである。また、スキージャンプの発祥の理由が明かされたり、ジャンプ競技に関する情報が数多く描かれており、推理小説としてだけでなく、非常に興味深く読ませてもらった。
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