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宿命

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あらすじOutline

日本でも屈指の電気機器メーカーのUR電産の社長・瓜生直明が病死した。UR電産は、代々瓜生家と須貝家の人間が交互に社長を継いでいた。そして今度、新たに社長に就任したのは須貝正清であった。須貝社長は、社長就任を機に新たな事業の展開を考えていた。

しかし、その須貝社長が何者かに殺害される。凶器はボウガンから発射されたと思われる毒矢。ボウガンと毒矢は瓜生直明の遺品であった。そのボウガンと毒矢を入手できる者として、犯人は身内の人間ではないかと考えられ、その線で捜査は進んでいった。

この事件の捜査に当たった一人の刑事・和倉勇作。彼は、驚くべき人たちと再会することになる。一人は、学生時代の宿敵とも呼べる相手、瓜生晃彦。瓜生晃彦は、病死した瓜生直明の息子であった。もう一人は、心ならずも別れなければならなかった初恋の女性・美佐子。彼女は、あろうことか勇作の宿敵である晃彦の妻になっていたのである。

勇作は、学生時代から勉強にもスポーツにもスバ抜けた才能を発揮していた。それにも関わらず、勉強でもスポーツでも、決して一番になることができなかった。それは、瓜生晃彦がいたからだった。そんな勇作以上の才能を発揮する晃彦の存在が、勇作は疎ましかった。

そんな勇作にリベンジのチャンスが訪れた。勇作は、今回の事件の犯人は瓜生晃彦だと確信していたからだ。学生時代には一度も勝てなかった、しかも、自分が唯一愛した女性を妻にした宿敵を負かせるチャンスがやっと巡ってきたのである。しかし、この晃彦との宿命の対決が、二人の真の宿命を明からかにしていくことになる。

当サイトの管理人より

『いけ好かない奴』人間には、そういう相容れない存在が少なくとも一人はいるであろう。しかし、そういう人物のほうが自分の中では存在が大きかったりする。そもそも、存在として小さければ気にかけることもないのだから、当然のことなのかもしれない。でも、そういう当然のことも、人は普段忘れがちである。「宿命」を読んで、なぜかそんなことに考えを巡らせてしまった。

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