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ラプラスの魔女

あらすじOutline

著名な資産家の映像プロデューサー水城義郎が、旅行先の温泉地で死亡した。

死因は、火山で発生する硫化水素ガスによる中毒死であり、硫化水素ガスが発生した時にその場所に偶然居合わせたための事故死と判断された。

だが、水城義郎の母だけは息子の妻の関与を疑っていた。「生命保険など必要ない」と言っていた息子が、死の直前に多額の生命保険に加入し、その受取人が妻になっていたからだ。

しかし、現場を調べた環境科学者の青江が「この事故を故意に起こすことは不可能だ。」と結論づけたことにより、不運な事故死として処理されることになった。

しばらくして、別の温泉地で硫化水素ガスによる中毒死で亡くなった男性が発見された。環境科学者の青江はこの温泉地にも調査のために訪れることになったが、これも事故死と断定した。

両方とも不運な事故死と結論づけた青江ではあったが、どうしても気になることがあった。前回の事故現場で見かけた少女を、今回の事故現場でも見かけたからであった。彼女の存在は、「これは事故死ではないのかもしれない」と青江に疑念を抱かせることとなった。

その疑念をはらすべく、その少女を追いかける青江。やがて青江は、常識では考えられないような能力をその少女から見せられることとなる。

当サイトの管理人より

フランスの数学者ラプラスは「もしもある瞬間における全ての物質の力学的状態と力を知ることができ、かつ、もしもそれらのデータを解析できるだけの能力の知性が存在するとすれば、この知性にとっては、不確実なことは何もなくなり、その目には未来も(過去同様に)全て見えているであろう。」と主張した。これが『ラプラスの悪魔』という概念であり、この物語の題材になっているものである。

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