東野圭吾の最新刊『恋のゴンドラ』11月1日発売。

東野圭吾小説の最新刊『恋のゴンドラ』が実業之日本社より11月1日に発売された。
アマゾンから11月2日に届いたので、その日のうちに読破した。
この小説「恋のゴンドラ」は、7つの短編小説からなっているが、それぞれの小説がつながっており、7つの短編で一つの大きな物語を構成している。里沢温泉スキー場を舞台にした男女の恋の物語である。
恋というと「純愛」をイメージしがちだが、そこは東野圭吾氏のこと、そんな清々しい恋愛話を書くはずがない。予想通り、少しドロドロした内容になっている。
しかし、舞台がスキー場であるからなのか、それとも東野圭吾氏の文脈のせいであろうか、意外と爽やかなイメージを持って読むことができた。
一遍目の【ゴンドラ】から、「こんな目に絶対遭いたくない」と思えるような強烈な内容なのだが、もちろん他人事なので、かなり笑える内容になっている。
ただ、真面目な奴ほど損をしているような結末を迎えるので、そこはちょっと後味が悪いかなと感じた。
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