東野圭吾の最新刊『希望の糸』令和元年7月5日発売。

東野圭吾の令和初の書下ろし小説『希望の糸』が7月5日に発売された。

びっくりしたのは、加賀恭一郎が登場したこと。『希望の糸』の発売が予告された時には、加賀恭一郎の登場を匂わすことが一切伝えられていなかった。通常、ガリレオシリーズや加賀恭一郎シリーズの小説が発売される場合、事前にそのシリーズである旨が伝えられる。それは多分、小説の売れ行きにも影響するからであろう。

では、なぜ今回はそのような予告がされなかったのか?

それは、加賀恭一郎が主役ではなく、脇役での登場に過ぎなかったからであろう。

今回の主役は、加賀恭一郎シリーズでは脇役として登場していた、従兄で同じ刑事の松宮修平だった。単に松宮修平が事件を解決するだけではなく、松宮修平の出生の秘密にも触れられている。

さらに、加賀恭一郎シリーズのファンとして嬉しいことに、松宮修平の捜査方法が、加賀イズムをしっかりと受け継いでいるところである。

今後も松宮修平シリーズが続くことを期待したいところである。

『希望の糸』のあらすじはこちらから⇒

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