映画『天空の蜂』原作にはない向井理の役柄と誕生秘話

この写真は、ネットカフェから引用しております。

気になっていた向井理の役柄

映画『天空の蜂』の主要キャストの発表があったとき、そのキャストの一人である向井理さんの役柄がずっと気になっていました。

それは、キャストの紹介記事で、向井理さんの役紹介が『自衛隊員。2011年の日本で、救助活動に向かう。』となっていたからです。『天空の蜂』の舞台は1995年の起こった事件なので、なんでいきなり2011年の自衛隊員が登場するのか?と不思議に思ったわけです。

それでも、2011年は東日本大震災による福島原発の事故があった年なので、この福島原発の事故とこの『天空の蜂』の舞台となっている1995年の原発の事件を何らかの形で結びつけているのだろうという想像はもちろんできます。

では、向井理が演じる自衛隊員はどういう役柄なのか?想像力の低い僕にはなかなか判断がつかなかったのです。

しかし、シネマカフェの記事を見て、その役柄がやっと分かったわけです。

向井理が演じる自衛隊員は、この『天空の蜂』の主人公・湯原(江口洋介)の息子であり、事件後の成長した姿だったというわけです。子供の頃に湯原の息子としてこの事件に遭遇し、その事件を彷彿とさせるような福島原発事故が2011年に発生し、成長して自衛隊員となった湯原の息子がその救助に向かう、という設定だったわけです。

1995年の『天空の蜂』事件での教訓が、この福島原発の事故の際に少しは生かされたとして描かれているのか、それとも、まったく生かされていなかったとして描かれているのか、そこの解釈を脚本家がどのように折り合いをつけているのかが見ものである。後者の解釈がされている可能性のほうが強いとは僕は思ってはいるのだが。

向井理さんの役柄の誕生秘話

このような原作にない登場人物が登場し、原作にない時代でのシーンが描かれることになったいきさつとは、いったいどんなものだったのでしょう。それについてもシネマカフェの記事で紹介されていますので、下記にそのまま引用しています。

本作の脚本を担当した楠野一郎は、執筆前から、この物語をいま、映画として描くうえで、日本人の100%が知っている東日本大震災を避けては通れないと考えていたという。
だが、原作の時代設定は20年前の1995年、“日本人の多くが原発に対して危機意識が低い”という状況が礎となっているため、事件が起きる時代を変更してしまうと、根本的な設定そのものが覆ってしまう。
そこで最終的に辿り着いたアイデアが、事件が起きるのは1995年のままで、2011年に震災が起きた後の視点を、物語のクライマックスに取り入れる、というものだった。

一方、プロデューサーの方でも、原作者の東野さんから、本作を映画化するにあたっての2点の提案を受けていたという。
それは、「震災を踏まえて描く」「プロローグなどで2011年以降の現在を描き、そこに子どもの成長した姿で登場させる」というもので、奇遇にも楠野さんが考えついたアイデアと一致。

偶然の導きなのか、両者のシンクロした“想い”から、震災直後の2011年3月の日本で、成長し、自衛隊員になった向井さん演じる高彦が人命救助に赴くという、映画ならではのオリジナルのシーンが誕生することになった。

シネマカフェより引用

>>>小説【天空の蜂】のあらすじはこちらから

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