「宿命」を読んで思い出した中学生時代の甘酸っぱい思い出
<上記の画像は、WOWOWオンラインの「宿命」のページから引用>
中学時代の友情と恋愛
この小説を読んで、自分の中学生時代のことを思い出した。
中学校2年の時、いつも一緒に遊ぶ友人がいた。彼は、ハンサムでスポーツ万能であった。だから、当然にモテた。
そんな彼が、ある日僕に告白してきた。
「同じクラスの○○さんが好きだ」
僕は思った。彼ほどモテるなら、告白すれば大丈夫だよと。
しかし、彼はなかなか自分から告白することができないようなので、僕が、彼女の友達に探りを入れてみることにした。
つまり、恋のキューピットになってやろう、ということである。
その結果、とんでもないことを彼女の友達から聞くことになる。
「○○さんは、□□君のことが好きなんだよ」
『□□君』とは、僕のことである。
僕には、その時他に好きな子がいたし、ましてや、友人が好きだと言った女の子である。当然にその子とどうこうなることはなかったのだが、友人に結果を聞かれるのが嫌で、何となくその友人を避けるようになってしまった。
結局、彼とは違う高校に行ったこともあり、そのまま疎遠になってしまった。
今にして思えば、避けている僕のことを友人はどのように思っていたのだろうかと。そして、彼女の気持ちを知っていたのだろうかと。
また、こんなことも考えることもあった。
もし、僕自身も○○さんのことが好きだったとしたら、僕はあの時どうしていたんだろう。
友人の気持ちを無視してでも、その子と付き合うことにしていたのであろうか。
僕は「友情」と「愛情」のどちらを選択していたのだろうか?